県立安積中学校受験Q&A|入試対策・学習・通塾時期・学校生活を徹底解説

今回は、県立安積高校受験を検討している生徒さんへ有益な情報をお伝えしたいと思います。学校がスタートして2年目も終盤に差し掛かり、これまで当塾の生徒が通学している状況を踏まえて様々な情報を共有していきます。

【どんな学校?】

1学年60名で2クラス編成になります。将来の難関大学や医学部合格に向けて2025年4月から1期生の学習がスタートしました。将来の大学入試を見据えているとことで、一般的な先取り学習を想像している方も多かったですが、中学内容を掘り下げることで先取り学習はしないという方針でした。しかし、2年間の歩みを見ていく限り、教科や単元によっては高校内容も踏まえた学習が行われています。これは、安積高校の先生が中学生の指導を担当していることも影響していると思います。そして、将来の大学入試に向けてとても良いことだと個人的には感じています。特に英語や理数系の教科で、高校の先生が逆算して中学校での学習と高校での学習を結びつけながら指導しているのだと思います。

【定期試験がないのは大丈夫?】

開校前から心配されていたことでしたが、蓋を開けてみれば全く心配ないと考えています。理由は、大きく3種類のテストを行っているからです。ベネッセと駿台が実施している全国版の模試と、もう1つは学校の先生が作成している思考力テストです。大学入試を見据えた場合、県外の生徒を含めた自分の実力を把握することは必要不可欠です。そういう意味では、中学生時にそういった指標が分かる模試を受験することはとても歓迎されることだと思います。また、思考力テストは学校での学習内容を元に作成されているため、学習の習熟度を把握することができます。しかし、どちらのテストも難易度が非常に高いため、自信を失ってしまう危険性があります。また、応用問題を中心に学習を進めすぎることで、基本問題を解く回数が少なくなり簡単な問題ができないといった弊害も出てくる危険性もあります。実際、当塾の生徒も理社を中心に基本が身についていない傾向があるため、その時間を意識的に取っています。基本ができているかどうかの確認は、新教研もぎテストを受験することで知ることができますので、学校のテスト以外にも積極的に受験することをおすすめします。

【部活動はどうなの?】

一般的な中学校の部活動のようには活動していません。どうしても1学年60名という人数では、数が必要な部活動を行うことは難しいですし、元々勉強をしたくて集まった生徒たちですので部活動に対する需要はあまり多くないと思われます。ただし、運動を積極的にしたい生徒もいますので、そういった生徒はクラブチームに属し忙しい毎日を過ごしている生徒もいるようです。勉強との両立ができるのであれば、そういった選択肢を持つことも検討してみてもよいかもしれません。

【勉強についていけるか不安】

正直な話、勉強が好きではない生徒にはおすすめしません。学校での進度は、他の中学校に比べても非常に速いです。また、内容も応用まで学習するため、学校の授業内だけで全ての内容を理解することは非常に難しいです。そのため、普段から予習と復習をする習慣が身についていない生徒は、間違いなく学校内容から取り残されていきます。受験段階ではあくまでも小学生内容ですので、適性検査が難しいからといってもある程度の能力と要領の良さがあれば合格することは可能です。しかし、入学して半年が過ぎるころから普段から学習を継続している生徒とそうでない生徒の差は明確に広がってきます。

【学年順位は分かるの?】

学校での正確な順位は模試や学校でのテストでは分かりません。そのため、当塾では生徒同士が自分の点数を見せ合って誰に勝った、誰に負けたで盛り上がっています。一つひとつのテストの点数や勝ち負けにこだわる資質は、将来の大学入試を乗り越える上で必要不可欠です。

【合格するために必要な条件は?】

適性検査Ⅰ~Ⅲの合格点数の目安は240点以上(300点満点)だと考えています。これは平均すると80点になります。しかし、実際は合格者の多くが適正検査Ⅰ(算数)は60点、それ以外が90点前後の点数になっていると思われます。これは、教科の特性上算数の問題が他の教科に比べて難易度が高いため、平均点自体低くなっているためです。

【いつから通塾を開始するべき?】

当塾の生徒は早い子で小学2年生から通塾を開始しています。少しでも有利に受験を進めていきたいのであれば、遅くても小学4年生からの通塾をおすすめします。なぜなら、小学6年生では本格的な受験対策を行うために、小学5年生までに小学6年生内容まで学習を終わらせる必要があるからです。4年生・5年生の2年間をかけて、1年先取り学習をすることでスケジュールの余裕が生まれます。ちなみに、受験が1月上旬という日程から換算して、小学5年生の1月までに小学校内容を終わらせるのが基本の型となります。

【学習塾以外の習い事は必要?】

受験を見据えた時に先取り学習は必要ですので、公文などで算数の先取り学習を実施することはおすすめします。しかし、スケジュール詰め詰めの習い事は絶対におすすめしません。中学受験を考えるのであれば、学習塾のみでの学習に集中した方が良い結果が生まれやすいです。なぜなら、スケジュールを詰め詰めにすることで、復習の時間を確保できないからです。ノルマをこなすだけでは、勉強ができるようになっても思考力は育ちません。自分が間違った問題や苦手としている単元に対して、しっかり時間をとって向き合う時間を必ず確保させてください。もちろん強制ではなく、能動的に取り組むように働きかける必要があります。そのためにも、ある程度子ども自身が自らスケジュールを考えることができる時間的な余裕が必要不可欠です。

【子どもが受験することを悩んでいるのですが?】

上記の質問に少し被りますが、受験だけが全てではありません。中学受験をするということは、莫大な時間と労力がかかります。学習塾以外にも他の習い事ややりたいことを子ども自身が持つことは自然なことです。まずは、自分のお子様が明確なビジョンを持って受験したいと思わない限りおすすめしません。また、お子様自身が受験したいと言ったからといって、普段から勉強に対してどういった向き合い方をしているかもよく見るようにしてあげてください。

【子どもは受験したいと言っているが成績的に厳しい場合は?】

子どもが受験をしたいのであればチャレンジさせるべきです。ただし、その場合は今まで通りの学習では難しいこと、断固とした覚悟が本人に求められることを認識していることが必要不意可決です。そして、そこがしっかり認識できている生徒の成績は必ず後からついてきます。受験までの期間がどれだけ残されているかも重要ですが、例え受験で合格できなくても、その後の子どもの成長は我々大人が想像できないほど加速していきます。よって、学力以上にその考え方をしっかり持っているかどうかが大切だと考えています。

【小学校ごとに受験に有利・不利はありますか?】

昨年度の場合、合格者60名の内約20名が郡山一中学区内の小学生、さらに約20名が郡山市外の小学生、そして最後の20名がそれ以外となります。つまり、学区によってかなり大きな数の開きがあります。これは、小学校での調査書での優劣ではなく、純粋に学力の優劣に対する結果だと考えています。一つの小学校から複数人の合格者を出している学校では、ライバルが多いため普段から競争の原理が働いていることが大きいのではないでしょうか。言い換えると、学習塾でも競争の原理が働きやすい環境をおすすめします。クラス分けをされている学習塾で、最上位のクラスにいるお子様をお持ちの方は環境を変える必要はありません。むしろ、成績下位クラスにいるお子様をお持ちの方は、すぐにでも環境を変えることをおすすめします。モチベーションが高い生徒の割合が少ないため、刺激が得られず時間だけを無駄にしてしまう可能性が高いです。よって、現状学力が足りていない生徒でも、最上位の生徒と一緒に学習できる環境を与えてあげることで、良い意味でその生徒の価値観を破壊し新たな価値観の構築をすることは可能です。

【親として一番必要な資質は?】

親や子どもといっても一人の人間ですので、全ての条件での正解はないと考えています。ただし、この条件が絶対に必要だと考える資質を3つご紹介します。1つ目は、子どもに任せる力です。良いときも悪いときも子どもを信じ続ける強さが求められます。2つ目は本物を見抜く力です。様々な情報に惑わされない強い信念が求められます。3つ目は、演技力です。感情のままに子どもと接するのではなく、子どもと接する際の行動・声のトーン・表情をコントロールする力が求められます。少し抽象的ですので、成績が伸びない生徒の子どもの接し方を紹介します。成績が上がらないと表情や声のトーンに不機嫌が出る。親が主体的になって保護者同士の話を鵜呑みにして、本来必要じゃない学習塾をかけ持ちさせる。子どものスケジュールや学習内容に親が口を出す。この逆のことを心掛けてみてください。

【集団指導と個別指導どちらがいい?】

答えは集団指導と個別指導の両方が必要になる場合がほとんどです。そもそも集団指導でついていける学力がなければ受験で合格することは不可能です。また、苦手な教科や単元は個別指導で徹底的に弱点克服に取り組むことをおすすめします。どちらか片方を決めなければならない場合は、圧倒的に集団指導形式をお選びください。なお、英語のレベルは英検5級レベルで十分ですので、英語について不安を感じている方はそこでの差はほとんどつきませんのでご安心ください。ただし、入学後の英語についていくためには、最低でも英検4級レベルの力があると安心です。

以上、思いつくことを挙げていきましたが、その他気になることや知りたいことがありましたら、次回以降の記事に反映させますのでお気軽にお問い合わせください。もちろん、通塾しない方でも大歓迎です!

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