【学習ステップ1】勉強を教え過ぎない ~小中高一貫教育の「郡山俊英スクール」だからこそできる学習の3ステップ!~

小中高一貫教育の「郡山俊英スクール」だからこそできる学習の3ステップ!

当塾が実践する3つの学習ステップをご紹介。
勉強のテクニックではなく、当塾が子どもたちを育てていく上で心がけていることを紹介します。
ご家庭での子育てのヒントになれば幸いです。

授業風景

【ステップ1】勉強を教え過ぎない

これは特に小学生の生徒に気を付けていることで、子どもの学力の土台を作るうえで最も重要なことだと考えています。教え過ぎることは、生徒の成長の大きな妨げになる場合があります。
実際に進学校に合格した優秀な生徒たちでも、高校で成績を大きく向上させる生徒と、成績を大きく下げる生徒に分かれます。つまり、高校受験時に学力のピークを迎えてしまう生徒が非常に多いということです。そういった生徒に共通するのは、自分で考えて粘り強く学習に取り組む力の不足です。様々な理由があると思いますが、私が一番感じる特徴として小中学生時代に親が子どもの学習に手を出しすぎたり、学習塾でテストの点数を取るためのテクニックばかりを指導されているということです。特に、幼少期の子どもと親との距離感は、とても大きな要因になっていると感じています。確かに、親として子どもに勉強ができるようになって欲しいのは自然なことです。

しかし、塾から出された宿題や授業で扱った問題の復習に親が付きっきりで教えることは、将来の子どもの可能性を狭めてしまう危険性があると考えています。本来、小学生の時期に身につけなければいけない能力は、問題を正確に答える力ではなく、その問題の答えを導くために粘り強く考える力です。テストで点数を取るためのテクニックは、ある程度の学力があれば、そんなに難しいことではありませんが、なかなか答えが出ない問題に根気強く挑戦し続けることは、その何十倍も難しいことなのです。それにも関わらず、親が子どもの学習に手を出しすぎると、子どもは考えることをやめ、答えにたどり着くための最短ルートばかりを追い求めるようになってしまいます。
そして、まさにこの影響が出てしまうのが高校生時代というわけです。小中学生までの学習であれば、何とか親も手を貸してあげることはできますが、学習レベルが飛躍的に上がる高校生の学習ではそうはいきません。そのため、その壁にぶつかった時の解決方法が生徒自身に身についてないと挫折してしまうのです。

勉強とは挫折の連続です。特に高校での学習は挫折を前提に進めなさいと指導しています。その逆境に打ち勝つ力は一朝一夕では身に付きませんから、長い時間をかけて育てる必要があります。実際に昨年度県立安積中学校に合格した生徒たちは、分からない問題が出てきても私達に対してさえ、教えてもらうことを嫌がることがあります。「解き方教えようか?」「もう少し自分で考えてみます」といった会話がよくあります。また、当塾に小中学生から通塾している高校生も、まさにこの特徴が顕著に出ています。本来の勉強に向き合う姿勢が自然と身についているのです。これは、勉強だけではなく、将来社会に出たときに求められる力にも共通することですよね。
では、一切子どもに勉強を教えてはいけないのかというと、そうではありません。算数で例えるならば、三角形の面積を求める公式が分からない子どもに、自分の力だけで面積を求めることは不可能です。その場合は、三角形の面積を求める公式を教えてあげるのはOKです。問題は、それを使って親が問題を解いて教えることです。
それでは、どこまでがOKでどこからがダメなのか。実は、問題の難易度やその生徒の学習の習得度によっても大きく変わってくるというのが正解です。そのさじ加減が難しいため、学習のことについてはプロにお任せしていただきたいと思います。もっと言えば、そのさじ加減ができる塾講師は、全国でもかなりの少数だと考えています。
よって、保護者の方には、私達講師ではできない健康管理やゆっくり子どもの話を聞いてあげるといったことをお願いしたいと考えています。

【学習ステップ2】計画力の養成 ~小中高一貫教育の「郡山俊英スクール」だからこそできる学習の3ステップ!~