子どもの成績を上げるためにはどうしたらいいの?
子どもの成績を上げるためにはどうしたらいいの?
成績を上げる上で、勉強に取り組むのは当たり前のことです。しかし、ただ学習に取り組むだけでなくその生徒自身の人間性も成績UPの大きな要因になっていると考えています。以下は、私がこれまで生徒を指導してきた中で、成績が上がった(上がりやすかった)生徒の特長をいくつかピックアップしてみましたのでぜひご覧ください。
【成績が上がる生徒の特長】
1,変化を恐れず、様々なことにチャレンジできる生徒
⇒ 集団指導・個別指導・映像授業などの受講形態の違いにこだわらず常に前向きに学習に取り組んでいる
2,他者の意見を素直に受け止め、自分のプラスに変化できる生徒
⇒ 今までの自分の学習法に固執せず、新たな学習法を提示されたときはまずはそれをやってみてからその良し悪しを判断できる
3,自分のためだけではなく、他人のために努力できる生徒
⇒ 人は自分に甘く妥協しがち。他者が絡むことで継続的な努力が可能になる
4,自己肯定感が強い生徒
⇒ やればできると思っている人とやっても無駄だと思っている人では、スタート地点ですでに大きな差になっている
5,情に厚く、弱者に手を差し伸べられる生徒
⇒ 視点が内向きになっている人より外向きになっている人の方が、物事の本質がよく見えている
6,自分と他者との違いを受け入れ、相手を敬える生徒
⇒ 他者の悪いところより良いところを見ようとする人は、周りもその人の成功のためにたくさん協力してくれる
7,決断力があり、何事もスピーディーに取り組む生徒
⇒ 考える時間が少なければ少ないほど、実際に勉強に取り組める時間が増える
8,悔しいという感情を表に出せる生徒
⇒ 欲があるから悔しいという感情が芽生える。どうなりたいかという欲は自分を突き動かす大きな原動力になる
9,あれもこれもできる生徒
⇒ 時間は何かを削って生み出すものではなく、物事を効率よく進めることで生み出すものである
10,他者と自分とを客観的に比較できる生徒
⇒ 試験とは他者との競争。それに勝つためには、他者よりもどれだけたくさんの努力を積み重ねられるかが重要
11,時間の大切さがわかる生徒
⇒ 休み時間は休むための時間ではなく、前の授業の復習と次の授業の準備ととらえている
12,小さな成果に喜びを感じられる生徒
⇒ 大きな成果は小さな成果の積み重ね。その成果に気付き自分で自分を褒められることが重要
13,得意・不得意で学習する教科の比重を変えない生徒
⇒ 苦手な教科で5点アップより、その他の教科の合計で5点アップの方がハードルは低い
14,よく笑う生徒
⇒ 心にゆとりがある生徒はよく笑う。プレッシャーは勉強でもスポーツでも一番の敵
上記に最初から全て当てはまる生徒は正直見たことはありません。そのため、「郡山俊英スクール」では勉強を教えることと同じぐらい、人間形成のための指導に力を入れています。その結果、上記に当てはまる事柄が徐々に増えていくことは日ごろから肌で感じています。その指導(生徒との関わり)ができることが我々の一番の強みです。
次に、生徒側の視点だけではなく、成績が上がる生徒の保護者の特徴もご紹介します。生徒の気持ちがどんなにプラスに変化しても、日頃一緒にいる時間が長いご家庭での関りがうまくいかないと効果は半減してしまいます。この機会に保護者の方のお子様への関り方を見つめなおすきっかとしてみてください。
【成績が上がる生徒の保護者の特徴】
1,勉強をしなさいと言わない保護者
⇒ すべての結果は自己責任と考え、「無言のプレッシャー」をうまく活用できている
2,常に前向きな言葉がけをしている保護者
⇒ 子どもの自己肯定感が育つ環境を提供できている
3,子どもがやりたいといったことに反対しない保護者
⇒ 我々が提案した講座をそのまま受講する。保護者と塾との信頼関係は、子どものやる気を引き出すための大きな武器になる
4,先生の悪口を言わない保護者
⇒ 子どもに対する親の影響力はとても大きい。保護者が抱く不信感はそのまま生徒へ伝わり、子どもの行動や発言が塾に否定的になる
5,結果よりもプロセスを見ている保護者
⇒ 失敗はその後の成功の大きなヒント。現在(結果)ばかりにとらわれると、未来(本番)の可能性をつぶしてしまうリスクがある
6,説明会や面談は必ず参加する保護者
⇒ 受験は生徒・保護者・学校・塾が協力し合って成功する。保護者自身も受験生であるという当事者意識が子どもの気持ちを動かす
7,自分や子どものためだけのわがままを言わない保護者
⇒ 要望とわがままは紙一重。その線引きができていない家庭の子どもは独りよがりの行動や発言が目立つ
8,自分の経験にとらわれない保護者
⇒ 時代が変われば学習内容や学習方法も変化する。例えば、理社は暗記すればできるだろといった間違った情報を伝えることは子どもの混乱を招くリスクになる
9,塾と家庭との役割分担ができている保護者
⇒ 勉強を塾に任せることで、子どもの健康管理や精神的ケアに重きが置ける
10,弱点を無理に克服させようとしない保護者
⇒ 弱点は一生なおらない。良いところを大きく伸ばしてあげることで、弱点が目立たないようにすればよい
11,子どもにできない理由を伝えるのではなく、どうすればできるかを伝えている保護者
⇒ 部活・他の習い事などできない理由はたくさんある。しかし、こうすれば出来るねという提案を常に子どもに投げかけている
以上ですが、はっとさせられる事柄がいくつかあったのではないでしょうか。完璧な子どもがいないのと同じように、完璧な保護者もいません。子どもは親の鏡です。子どもの行動や考え方を変えさせたいのであれば、まずは自分の行動や考え方を変化させなければなりません。その際におすすめなのが、保護者自身も子どもの変化を楽しむ心のゆとりを持つということです。日々の子育てや仕事に追われ、そんな余裕なんてないという方もいるかもしれませんが、仕事だと割り切って人との関わり方を演じてみる方法もおすすめです。最初は大変でも子どもの気持ちが変化し、自ら努力することができるようになれば、その分手がかからなくなり保護者自身にもプラスの効果が表れるはずです。